昨日は漆喰について、大まかに書きましたが、今日はもう少し踏み込んで。。。
漆喰の機能には、「調湿性」、「抗菌性」、「防虫」、「防カビ」、「防火」、「防水」、「脱臭」、「ホルムアルデヒド、アンモニアの吸着」などがあります。
どうでしょう、いわゆるエコ、健康建材に比べて。。。
ついでに、漆喰には「空気を浄化する」という機能もあります。これは化学式で書くと、
Ca(OH)2(消石灰)+CO2(二酸化炭素)=CaCO3(石灰石)となります。
これは、消石灰が空気中の二酸化炭素による炭酸化によって、石灰石になっていくということなのですが、
簡単に書くと、漆喰は空気中の二酸化炭素を吸って徐々に硬化していくということです。
漆喰を塗ってある部屋の空気が綺麗に感じる理由は、漆喰の持つこれだけの機能があるから、
ということではないでしょうか?
次に、漆喰の成分の1つである、「石灰」についてですが、
石灰は実は、自給率100%の素材です。現在国内で自給できている数少ない非金属鉱物です。
しかも、アルカリ性であるため、酸を中和する働きを持っていて、その作用も様々な用途に用いられています。
「公害防止用」として、硫化酸化物や塩素酸化物の浄化。
「農業用」は肥料として、酸性土壌の中和。
「建設用」として、主に土木や道路などの地盤を固め安定させる。
など様々です。
漆喰とは少しずれましたが、石灰自体は、実はすでにいろんなところで使われています。
漆喰に使われる石灰は、主には、「消石灰」と、「生石灰」があります。
貝殻を焼いて出来る、「貝灰」もありますが、、、
他には、流動状の消石灰の「石灰クリーム」などあります。
生石灰は、石灰石を焼いたものです。
消石灰は、生石灰が水分と反応してできるものです。
本来はもっと詳しく書くべきですが、ちょっと省略で、、、
次に、「スサ」についてですが、また今度、ということで。。。