東京へ出張

3日の昼間から10日の夕方に帰宅の1週間、東京の調布にある「植田さん」の現場に勉強がてら、お邪魔してきました。

現場の養生から始まり、下地処理、仕上げと目一杯の予定でしたがなんとか予定通りに終了出来ました。



この現場は、「エアサイクル産業」という会社らしいのですが、壁はもちろん、天井まで380平米ほど「漆喰」を塗ってきました。ニッチの中や、畳スペースの立ち上がり部分などは、「タデラクト」の磨きで仕上げました。

写真はあまり載せれませんので、ご勘弁を。

今回のメンバーは、「植田親方」、「弟子の平さん」、「岡山の浦上さん」、「藤枝の山脇さん」、9日より「福岡の荒木君」でした。

「植田親方」の現場には、今回初めてお邪魔させてもらったのですが、いやはや凄かったです。親方の漆喰に対するこだわりもそうですが、左官屋としての腕、現場に見学に来た一般の方への説明など、お手本となることが多く、とても勉強になりました。有り難うございました。

現場で一緒に作業した仲間もみんなユーモアたっぷりで現場の雰囲気もとてもよく、楽しみながら作業が出来ました。皆さん有り難うございました。

  

2010年11月11日 Posted by 左官屋本多 at 22:30Comments(0)TrackBack(0)

輪島の土蔵

先週末また輪島に行ってきました。

今回は先月作った「本漆喰」を使って、外部の仕上げでした。


硬く締まった漆喰をお施主さんの「七尾さん」の一緒に練り返して使いました。

今回は京都から「山本工業所」のみなさんも久々に参加でした。

山本親方の隣で鏝を持ちましたが、やはり勉強になります鉛筆

漆喰仕事は、基本的に塗り始めから仕上げまで一気作業で、時間が余ることが多々あります。今回も自分の担当が終わって時間が余ったので、土蔵の中に入って「貫伏せ」をしました。これは貫の部分に土を塗って「藁」などを伏せこむ作業です。「藁」の他には「イグサ」や「麻布」など、地方によって使われるものが様々ですが、この工程は貫部の「クラック防止」です。

夜は毎回恒例の、ドンチャン騒ぎですカラオケ




この現場では、毎回「朝市」で買っておいた材料で「自炊」ですが、ただ今回から増えたものが、この「釜戸」です。唯一地元の職人の「折坂君」作です。やはり釜戸で炊いたご飯は格別ですね。米も、神戸の「森君」の田んぼで今年採れた「新米」だからなおうましニコニコ私も今回はお土産持って行きましたよ「子メロン漬け」を。これも大好評でしたちょき

中にはちょっと飲みすぎて、


こんなかんじになっちゃた職人も、、、でも和気あいあいでとても楽しかったですね。




今回は仕上げということで、兵庫県の三木市の「鏝鍛冶屋」さんも仕上げのための鏝を複数持参できてくれて、その鏝の試しを兼ねて使わせてもらいました。



持ってきた鏝は参加している職人がすべてお買い上げしたため、完売となったのですが、私はもうちょっと自分好みに改良して注文したかったので今回は買いませんでした。



「冠木」などはまだまだ形になるのに時間がかかるでしょうね。







毎回参加するたびにいろいろと発見や、勉強になることが多すぎて、ホント楽しいですニコニコ今年はあと今月末にもう一度ありますが、参加できそうもないので今から残念ですガーン


明日からは1週間、淡路島の「植田さん」の現場に勉強に行ってきます。場所は東京の調布です。写真撮ってる暇はないかもしれませんが、少しでも撮れたらUPしようかな?がっつり絞られるでしょうが、その分自分の腕が上がると思えば今から楽しみです。  

2010年11月02日 Posted by 左官屋本多 at 23:48Comments(0)TrackBack(0)

秋田の土蔵 VOL4

秋田の土蔵と題して書いてきましたが、今回で最終です。書きたいことはまだまだいっぱいあるのですが、ボリュームありすぎなのでお許しをニコニコ

3日目は「真田」という町を散策したのですが、この町は、、、凄かったびっくり

こちらの土蔵、真田の町の保存会が出来るまでは、普通に物置として使われていて、お施主さんも中をあんまり見たことがなかったと言ってましたが、土蔵を一般公開するということで片付けをしたところビックリされたそうです。

中は「座敷蔵」になっていて、奥には床の間も作られていました。





柱は一寸ピッチで組まれていて、その間の壁はすべて「磨き」になっていました。この柱の間隔は、「泥棒対策」だそうです。考えたものですよねグッド

階段ですが、一枚板から滑り止めの部分を残して削ってあったり、梁が3段になってたりと、左官だけでなく、大工さんも手間暇かけた仕事がしてありました。


このお宅は、昭和11年に新築されたらしいです。築74年の建物です。




玄関の外壁部分に「大津磨き」が施工されてました。

中の壁はすべて「白漆喰磨き」でした。

土蔵はこれまた見事なもので、ピッカピッカでした電球




このお宅での1番の収穫は、この「桧皮壁(ひわだかべ)」です。これは桧の皮を裁断し、ニカワなどの糊で固めた「繊維壁」です。「久住さん」も文献では読んだことはあるが、実物見るのは初めてと少し興奮しておられましたニコニコ
写真ではわかりづらいですが、実物は物凄く繊細で、上品な表情でしたナイス30~40年前位に流行って、今現在は廃れてしまった既製品の繊維壁とは全くの別物に見えました。


このお宅の土蔵が、今回のラストだったのですが、正直このお宅が1番凄かったと思います。



その理由はこの「水きり」です。



もう見事としか言いようのないこの精度。

「冠木」もこの精度

役物のすべての精度が本当に物凄く高かったです。




今回のこの秋田を見て回っていくつか思ったのは、手間暇かけて作られたものは、後々まで大事に扱われるということ。そして50年、100年経っても人が見たときに感動を与えるということ。ちゃんとメンテナンスをしていけば本物ならばもつということ。

メンテナンスフリーなんて言ってるものは数多くありますが、実際はどうなんですかね?

ちなみに最後の土蔵は、この前の地震で震度6,5で揺れたらしいのですが、何ともなかったとお施主さんが言ってました。


最終日の飛行機待ちの時間に「久住さん」が土蔵の扉の構造や、作る時のポイントなど、本当に最後の最後まで解説をしてくれてました。本当に貴重な4日間になりました。「久住さん」ありがとうございました。

そして今回の秋田に誘ってくれた「植田さん」に心から感謝します。ありがとうございました。


  

2010年11月02日 Posted by 左官屋本多 at 00:20Comments(0)TrackBack(0)

秋田の土蔵 VOL3

今回の秋田で撮ってきた写真の枚数は、400枚以上。その中から選ぶのにとても手間を食っていますガーン

土蔵ではないけれども見て回っていると、いろいろ見つけます。

トイレの間仕切りとして作られている、「研ぎだし」です。見事なRで、きれいでした。

「三和土」ですが、実は100年経っています。時間でしか作ることのできないこの「風合い」は見ているだけで和みますねニコニコ

これは、もともと漆喰を塗ってあるうえに、「ペンキ」を塗ったところです。経年変化でこんなことになっています。その場しのぎで塗ったのでしょうが、なんか、、、みすぼらしいですね。残念です。



土蔵を改造して、お店になっているところもありました。ここで「藁草履」を職人さんが手づくりしていたので、全員でオーダーしてきました。もちろん現場用です。

「角館」にある「武家屋敷」では、現当主の方がそれぞれ案内と説明をしてくれました。「久住さん」と「植田さん」のうわさを聞きつけてか、このお宅にいるときに地元のカメラが取材にきました。左が「久住さん」、中が「植田さん」

このお宅の庭ですが、見事でした。同じ樹木は1本もなく、東、北、西、南と四季で花が順番に咲くそうです。




細かい細工などとても見事でただただ感心です。






秋田の土蔵は次で最終回です。お楽しみにパー

  

2010年10月29日 Posted by 左官屋本多 at 00:19Comments(0)TrackBack(0)

秋田の土蔵 VOL2

2日目は朝8時30分から見学スタート。




1件目から、普段は非公開の一般のお宅にお邪魔しました。玄関を入って土間を奥に進むと、ありました。土蔵キラキラ






写真見てわかります?この光沢びっくりレリーフも見事。角は「面白」といって、白の漆喰で仕上げて、輪郭というか、際立たせているというか。その精度の高さにビックリびっくり

どうです?直線、曲線の見事なことびっくりそして、まるで鏡のように物が写っているのに気付いたでしょうか?

これは、もともとが漆喰磨きで仕上げてあるのですが、実は、、、お施主さんの手入れの賜物なんです。今回の秋田に滞在していた中でわかったことなんですが、メカニズムは分かりませんが、漆喰の押さえや、磨いた後のぼけた壁も、メンテナンスしだいで、ピカピカになるということ。

現にここの土蔵は、「なまこ」で仕上げてある部分も光っていたということ。
一般的に、「なまこ」を磨きで仕上げるということはあまりありません。ですが、このお宅の土蔵はなまこまでピカピカでした。

ついでに、土蔵の入り口の床もピカピカでしたキラキラ最初見たときは「水でもこぼしたのかな?」と思ったのですが、違いました。人の足の裏の油と、日々の掃除の賜物でした。

続いて、裏の倉庫へ、、、
入ってビックリびっくり昔、商売をしていたらしく、そのころ使っていた「米蔵」です。幅4間の奥行き13間ありました。ガーン13間というと、24~25m位なのですが、なんと、、、1本の梁が奥までズドーン上昇昔はここに米俵が積まれていたんですと日本
今は、イベントスペースとしてたまに貸出ししているとのこと。


続いては、このお宅の筋向いの「安藤醸造」さんへ。
この写真なんかは雑誌なんかにもよく載っているのですが、実際にまじかで見ると、、、「すごいです」

 で、す、が、

もっとすごいものが奥にありました注意

わかりますか?






カメラを構えているのが私で、その横が小沼さん。なんとほんとにピッカピカキラキラおおよそ手が届く範囲内ですが、見事にピカピカです。
これもお施主さんのメンテナンスの賜物ですよニコニコ

まだまだ2日目のこれが2件目です。この日は7~8件見て回っているので、まだまだネタはあるのですが、今日はここまで。
  

2010年10月25日 Posted by 左官屋本多 at 23:00Comments(0)TrackBack(0)

秋田の土蔵

17~20日までの4日間、秋田県の「大曲」、「角館」、「増田」に土蔵の見学に行ってきました。

淡路島の「植田さん」からのお誘いで、8月ころからの計画でした。

今回の研修ツアー(旅行?)の凄かったところのまず最初は、何といってもメンバーです。

日本一と称される、「久住章さん」をはじめ、植田親方、東京からは、「小沼充さん」植田さんの弟子の「平君」、岡山、兵庫、和歌山、から1人ずつ、山梨から2人の計10人です。

みんな講習会などでも顔を合わせるメンバーなので、和気あいあいと行けました。

私は1人名古屋空港からの参加で、17日の集合時間までに着く便がなかったので、前日入りしました。

秋田でのナビゲーターは、地元の職人さんの「真崎さん」が3日間努めて下さいました。

ホントに内容の濃い4日間で、短編ではとても紹介しきれないので、数回に分けてUPします。お楽しみにキャー

とりあえず初日に軽く触れると、

まずは空港から比較的近いところで、「旧秋田銀行本店本館」を見ました。

中に入ってまず、レリーフにびっくりびっくり








1件目から「久住さん」の解説付きです。


続いて2件目、
中へ入ると「三和土」のお出迎え。

「鶴」の掘られた粋な「欄間」

建物の奥へ向かうと、いよいよお待ちかね、「土蔵」の登場。




石川県の輪島市でも見られますが、「内蔵」といって、土蔵が「さや」と呼ばれる建物の内側に建っているのが特徴です。
秋田の土蔵の外壁は、「黒漆喰磨き」で仕上げられているのも特徴の1つです。
左官の「押さえもの」の仕上げおいて、「磨き」は最上級で、正直みんなが出来るというものではありません。
この後は初日ということで、温泉でも行こうということになり「乳頭温泉」に行ってきました。





しかしその温泉で悲劇が、、、






なんと、メガネのフレームが折れるガーン
応急処置でガムテープ。
秋田の日々をそれで過ごすことにえーん

夜は近くの居酒屋で宴会。
土蔵だけではなく、左官についての話で盛り上がりました。

2日目からはまた、、、


  

2010年10月22日 Posted by 左官屋本多 at 22:40Comments(0)TrackBack(0)

わじぃーの本漆喰

先月の輪島で、左官職人が土蔵の外部の中塗りをしている間に、学生や一般の参加者が、「本漆喰」をつくりました。

まずは「たきのり」を作ります。


「ふのり」と呼ばれる「海藻」の干物を



今回は「湯せん」で煮込みます。理由は、沸騰させてはいけないから。

これを、布や「こしき」でこして、麻のスサと混ぜ合わせます。



これに学生の子らが振るった「石灰」を混ぜ合わせて、ままこの出来ない様に練り合わせて出来上がり。



練り上げた「漆喰」は、土蔵の中に置かれた船と呼ばれる容器に移し、ビニールで空気に触れないように覆って、水を上にはって保管しています。





「漆喰」は、空気中の炭酸ガス(CO2)と結合して固まっていきます。逆を言えば炭酸ガス(CO2)がなければ、いつまでも保存がききます。半永久的に、、、
完全無添加な材料だし、ECOですよね。
塗り厚が厚くなればなるほど、CO2を吸う期間は長くなるわけだから、、、

詳しい話はまた。。。

  

2010年10月11日 Posted by 左官屋本多 at 23:21Comments(0)TrackBack(0)

なんとかなんとか

写真のUPのやり方がわかった気がする(教えてもらった)ので、やっと現場のことが書けるようになりました。

先月行ってきた輪島のボランティアですが、

外部の「中塗り」と、仕上げで使う「本漆喰」を作りました。輪島で見る土蔵はどれも浜松で見るものとは、残念ながらスケールが違い、大きいんですよね。


この土蔵は、もともとは漆で有名な「輪島塗」の仕上げをするために使われていましたが、


今回の復旧に伴い、新しくレストランにするそうです。



外にはすでに「ピザ窯」も作られ、毎回の作業の晩に、ピザを焼いてみんなで食べてますニコニコ今度はその横に、釜戸も作ろうかという話も出てました。
もちろんその話は、夜の食事の時の職人の思いつきからですけどねひよこ

今日はここまで。続きはまた、、、

  

2010年10月10日 Posted by 左官屋本多 at 23:24Comments(0)TrackBack(0)

なんとか勝ったね

VSアルゼンチン。

前田をもうちょい長く見たかったなサッカー

現場のことを書きたいのに、未だに写真のUPの仕方がわからないガーン

去年までは携帯の写メでサイズも小さかったから何とか載せれたのに、久々にブログ復活でデジカメの画像にしたらさっぱりわからんムカッ

今日図面もらったときに聞けばよかったな、、、

まぁあのときはすっかり忘れてたけどひみつ

明日サンプル届けにまた寄るから、忘れてなかったら聞いて来ようグッド

  

2010年10月08日 Posted by 左官屋本多 at 23:18Comments(0)TrackBack(0)

またまた久々になってしまった、、、

先週の月曜日に輪島から帰ってきて、はや1週間ガーン

現場もバタバタしていたけれども、何よりも嫁っこが熱を出して3日間寝込み、復活と思ったら今度は私が寝込む。。。

おちびちゃんにうつらなかったのが唯一の救いみたいな感じでやってますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか、、、

さて、輪島ですが、写真のUPのやり方がいまいち理解できておらず、
なかなか手こずっている為また今度ガーン

誰か優しく教えてくれる人いませんかねえーん  

2010年09月28日 Posted by 左官屋本多 at 19:46Comments(0)TrackBack(0)

先週末

八月に続き、輪島の土蔵復旧ボランティアに参加してきましたニコニコ

金曜日の晩の八時ごろに浜松を出発スタコラ土曜、日曜と作業をして、月曜日に金沢に寄り道をして浜松へ。連休だったので、渋滞に巻き込まれながらの帰宅でしたガーン

今回は、外部の中塗り、仕上げ用の本漆喰作りでした。

写真は後日UPします上昇

毎回行く度に思うのですが、みんなよく集まりますねぇガーン

毎回30人だの40人だの、、、

ボランティアなのにね、、、

そういう自分もですが、、、

輪島は漆塗りで有名な地域ですよね?
実はその漆塗りの仕上げを土蔵の中でやっています。

年間平均気温18度前後、湿度も一定。漆塗りの仕上げにはちょうどいいんだそうです。

今直している土蔵は、漆塗りではなく、レストランになるそうですナイフ&フォーク

またボチボチ日記書きますねバイバイ

ちなみに明日は外部の仕上げです。
「土佐漆喰」を使います。
愛知県から応援がきます。
そっちもボチボチ書きますねグッド  

2010年09月23日 Posted by 左官屋本多 at 00:19Comments(0)TrackBack(0)

サボっていたこの一年の間に、、、

左官の職人としては、いろいろ経験を積んでおります力こぶ

築200年の古民家の改修工事、土佐漆喰を使った現場、
和歌山県での「大津磨き」の講習会、愛知県常滑市の「土と泥んこ館」で行われた、「土中塗り」講習会、
石川県輪島市で行われている、「土蔵へどうぞ」という、NPOのボランティアへの参加。
などなど、左官の伝統工法を学びたい、その技術を身につけたい。という職人としての野望?に逆らわず突き進んでおりますニコニコ

細かい説明は、ボチボチしていきますね涙  

2010年09月08日 Posted by 左官屋本多 at 23:07Comments(0)TrackBack(0)

実に1年と数カ月ぶりの

日記ですガーン

いや~サボってました汗

1年経つといろいろと状況も変わるもので、
 
まずは何と言っても、「息子」の誕生ひよこですね。

それから、左官屋として「独立」若葉マークでしょう。

これからまた、日記としていろいろ「毒」を吐こうかと思ってますのでどうぞヨロシクデスパー



  

2010年09月06日 Posted by 左官屋本多 at 22:58Comments(0)TrackBack(0)

築200年

先週の初めから、築200年は経つ旧家の和室の壁の改築工事をやっています。






お施主さんの知り合いからの依頼で、「壁を本物で塗り替えて欲しい」と言うことでした。
仕上げだけの塗り替えで、和室だから「土」だなぁと軽い気持ちで見に行ってビックリ!!

壁がパックリ割れてまして、、、
しかも、お盆までに何とかと、、、

とりあえず、お施主さんにこの和室の最後にやった改装時期を聞くと、、、なんと50~60年は手を入れてないとのこと。

ということで、とりあえず壁をめくって、下地の状態を見て、最悪既存の壁をすべて剥がして竹から編みなおすこと、
お盆までには仕上げまではとても間に合わないこと、予算が掛かることを伝えたのですが、工事をするとのことで始まりました。





この現場には、助っ人として、三重県、愛知県、兵庫県から職人に来てもらい、約60年以上前の職人の技術、技法を研究、検証しながらの工事をしています。

まずは畳をあげて、養生をして、仕上げの層から一枚ずつ削り落していきます。
一番上の仕上げは、「糊土仕上げ」ではなかろうか、などみんなで話し合いながら行っています。
チリ切れ防止策として、和紙がはられていました。

次の層には、真っ黒な壁が現れ、最初は「泥大津」かと思いましたが、水をかけたらすぐに削れたため、???な感じです。
どうやら白土に墨を混ぜ、紙スサみたいな繋ぎを入れたオリジナルではなかろうかと?

真っ黒な壁を剥がすと、中塗りが現れ、長押の上の小壁などは中塗りがしっかりしているため、このまま中塗りを取り直して使うことにしたりとコツコツと進めています。

壁が割れていたところは、中塗りもおとし、大直しもおとし、荒壁までおとして、小舞荒壁がつかえるのか検証です。
  

2009年06月29日 Posted by 左官屋本多 at 22:37Comments(0)TrackBack(0)

左官講習会 その2



今回の講習会のメイン講師は、京都の山本さんでした。

山本さんも、植田さんに出会って、左官に対していい意味の影響を受けたと、山本さんのお弟子さんから聞いたことがあります。

今は私も山本さんやお弟子さんに、講習会や、輪島など、いろんな場所でお会いする機会が増えて、左官だけでなく、公私ともにいろいろ教えていただいています。

今回の講習内容は、「中塗りからの切り返し」でした。

あらかじめ土で中塗りを軽くとった練習用の板のチリ周りに「墨」をうち、「暖簾」や「ひげこ」を打ち付けてから「チリ周り」をし、
「底埋め」してから「色土」で切り返しをする。というものでした。

今回使った土はすべて京都で普段使われているものなので、あくまでも京都のやり方ということです。
手順は同じでも、使う材料によって鏝の使い方が違うため、浜松の土で中塗りをとるのとは違います。

「中塗り」一つとってみても、土の粘性、砂の粒度、藁の配合など地域によって全く違うことも知ることができましたし、
京都のやり方も知ることができ、とてもためになりました。

夕方からは「久住章」さんも会場に来られ、山本さんとの左官談義が1時間ほどありました。

夜は交流会ということで、講師の方々も含め参加者全員でBBQでした。
100人近くが横一列というなかなか面白い陣形で、これまた大盛り上がりでした。

  

2009年06月13日 Posted by 左官屋本多 at 18:36Comments(0)TrackBack(0)

左官講習会

先週の土日で、京都の美山で行われた「左官を考える会」の技術講習会に参加をしてきました。



今回の講習会は、全国各地から約80名位集まりました。

参加者の多くは30代で、これからの左官を真剣に考えている人たちばかりです。



「左官を考える会」の代表は淡路島の植田さんです。
先日、マチャアキジャパンという番組で、ベトナムに行って現地の小学校を日本の「こまい荒壁からの漆喰」で仕上げてきた方です。

私の左官に対する考え方を変えてくれた方であり、私も参加している「輪島の土蔵の復旧工事」や、丹波篠山での左官講習会、高知県での「土佐漆喰の講習会」など、さまざまなところでお世話になっている方です。

私が初めて加治屋さんの手打ちの鏝を買う時にも、快く相談に乗ってくれました。

なんだか軽く植田さんの紹介みたいになったしまった気が、、、
  

2009年06月12日 Posted by 左官屋本多 at 20:31Comments(0)TrackBack(0)

砂漆喰仕上げ

先週の半ばに、前回の続きで「砂漆喰」の撫で切り仕上げをおこないました。






今回も前回のメンバーに加え、うちの親父と、蒲郡と神戸から新たに1人づつ来てもらい、総勢7人での作業になりました。今回は前回に比べ、壁が大きく、繋がっていたため、とても大変な作業となりましたが、メンバーそれぞれが、自分の役割を確実にこなしてくれたため、大きな壁も、1枚の壁として綺麗に仕上げることが出来ました。

  

2009年06月10日 Posted by 左官屋本多 at 19:45Comments(0)TrackBack(0)

三和土

「たたき」と読みます。「さんわど」ではありません。お間違いなく!!!

三和土とは、「土」、「石灰」、「にがり」を混ぜ合わせ、「叩く」

読んで字の如く「たたき」です。











今回の現場は、5年前に他の左官屋さんが施工したらしいのですが、土の上に既製品で施工してあった為、上からと下からの水分で「カビ」だらけになっており、剥離してボロボロになっていました。

お施主さんの話では、施工して仕上がってからのこの5年間で、綺麗だった期間の方が短かったらしいです。
、、、まぁ当然でしょうが。

なので今回は、一度すべてを取り除いて新たに既製品は使わず、「三和土」で仕上げることを提案し、施工しました。

ただし、ただの「三和土」では面白くないので、今回は「左官砂」を入れて「拭き取り」仕上げにしました。
既製品が当たり前のこの時代ですが、「木」と「土」と「石」で構成された見事な玄関アプローチになったのではないでしょうか?  

2009年05月21日 Posted by 左官屋本多 at 23:28Comments(0)TrackBack(0)

砂漆喰仕上げ


先週の金曜、土曜の2日間新築工事の現場で、「砂漆喰の撫で切り」で2階の1部屋と、1階の天井を仕上げました。
砂漆喰で仕上げた壁は、普段の漆喰とは少し違い、ザックリとした表情になります。

この現場、実は工事が始まってからクロスから塗り壁に変わった現場です。
お施主さんのお子さんにアレルギーが出てしまい、医者から「珪藻土」に変えた方がいいと言うことで急遽話が来たという、今まで私も経験のないエピソードがあります。
そして私もこの話が来たときに、「珪藻土」から「漆喰」への切り替えをお勧めさせてもらったという裏話のある現場です。

なぜ漆喰か?ということは前にも書いたので省かせていただきますが、まぁ「無添加」だから。ということですよね!!

今回使った漆喰はプレミックスですが、糊とスサを足しました。今回は三重県と、愛知県から応援に入ってもらい、手元を含めて4人での作業でした。塗り手は私を含め3人ですが、2人とも漆喰に関する十分な知識と確かな技術を持っているので、かなり頼りになりました。
まだ1階の部屋の壁が残っていますので大変ですが、頑張ります!!!
  

2009年05月18日 Posted by 左官屋本多 at 18:47Comments(0)TrackBack(0)

土佐漆喰を使う

外壁に土佐漆喰を使う現場の打ち合わせが、昨日ありまして、、、

決まりました!!!

仕上げ方は、「ハンダの撫で切り」です。

まだちょっと、色の調整をしなければいけませんが。。。

「土佐漆喰」は、材料が作られてから、3か月程寝かさなければいけないので、
今日早速 高知県の職人さんに電話して、注文しました。

外部の仕上げは大体梅雨明けから夏前くらいの予定です。

いや~楽しみですね!!!
もちろんプレッシャーもありますけど、、、

ちなみに今日は、知り合いの家の外構工事で、アプローチを洗い出しで仕上げてきました。
写真はNGとのことで残念ながら載せれませんが、、、

  

2009年04月13日 Posted by 左官屋本多 at 19:24Comments(0)TrackBack(0)